トークテーマ「歌って踊る」

歌って踊る人たちが好きです。今は主に『THE FIRST』について語ります。

【THE FIRST ♯14】ゴリゴリにかっこよかった「Move On」。だけど「Be Free」こそ難しくないですか…?

はじめまして。

SKY-HIさんが手がけるオーディション『THE FIRST』の魅力にどっぷりハマっているうたおどです。

 

何かしらこの思いをまとめたいなぁと思いつつグダグダしていましたが、王道でブログを始めることにしました。

 

軽く自己紹介をすると、SPEEDから始まり25年近く現ライジングプロダクションの“歌って踊る”アーティストのファンをやっています。SPEEDの解散後はw-inds.のファンとなり、20年、男性グループを応援してきました。

 

そんな私が『THE FIRST』にハマったのは言わずもがなw-inds.の楽曲が課題曲になり、ご本人も登場!といったきっかけです。

それでなぜ『THE FIRST』にそんなに惹かれたのかは、また改めてお話しできればと思います。

 

今回の第1回目は(間もなく結果発表のタイミングではありますが…)、ついに2組披露された合宿の疑似プロ審査の楽曲について。

 

あの…まず最初にボーイズたちと一緒に課題曲を聞いたとき、どう思いましたか?

 

♯13で最初に聴いた時の“爽やか”な「Be Free」と、“The かっこいい”な「Move On」に対するボーイズたちの反応もおもしろかったのですが…

 

え?これは「Move On」やりたくならない?

と、18歳の少年の私は思いました(?)。

 

さらに振付。

え?これは「Move On」やりたくならない?

と、再び18歳の少年の私が思うわけです。

だってこのゴリゴリに表現するパフォーマンスができるようになったら絶対に成長できるしカッコいい確定ですもん。

 

と、おこがましく「自分だったら」なんてごちゃごちゃ言いましたが、そんな邪念は一切感じさせないといいますか、さすがここにいるボーイズたちはプロになる子たちなんだな、と思うところから始まりました。

 

まず、どちらの課題曲を誰がやるかについて。

最初から指定されていたボーイズはラップ担当の2人。

ダンスに全力を振るのをやめて、グループのラッパーとしての姿を見たいを言われたソウタくんと、逆に、ゴリゴリに踊る曲でラップのテクニカルな部分をバチっとパフォーマンスしてほしいと言われたテンくん。

 

ほかのボーイズたちも面談でSKY-HIさんの希望を聞きつつ決めていましたが、信頼関係と自分がやるべきことが明確にあるからこそ、どちらに決まってもみんなきちんと納得の表情なんですよね。

 

そうして7日間の準備期間は、真剣に自分への期待を理解して楽曲に向き合っていた姿が印象的でした。

 

そしてやっと本題に入ると、♯13と♯14を見て個人的に思ったのは、この審査は「Be Free」こそ難しいのではないかな、ということです。

爽やかでキャッチーな「Be Free」は、才能があって実力者だらけのこのボーイズたちならちゃんと努力すればそれなりのものができてしまうのかもしれません。

 

でもこの曲。それだけだとめちゃくちゃ薄くなってしまいませんか。

「Be Free」は世界観を作るというよりはいかに歌詞にリンクしたまっすぐな気持ちを乗せられるか。

そして、それが聴く人に届くかというところが焦点なんですよね、きっと。

今まで何気なく受け取っていたキャッチーできちんと届くメッセージソングってこんなに難しかったんですね。プロってすごい…。

 

経験者とか未経験者とか関係なく、ダンスも歌も誰が見てもクリアに見せること。

その上で、しっかり気持ちを作って気持ちよく、爽やかに、キラキラと明るく表現すること。

これがすごく求められていたんだろうな、と感じます。

 

そして実際にSKY-HIさんは「覚えたものをパフォーマンスするのではなく、自分たちの音楽として表現できていたことがとても嬉しかった」と総評していました。

この自分の内面と直結させながら曲を作っていくって相当メンタル削るのではないかと思うんです。

その姿を見ていたから、パフォーマンス後に最後のレイくんのフィードバックでSKY-Hiさんもこみ上げるものがあったのではないのでしょうか。

 

一方、「Move On」は世界観が強くて、見せ場もあるし、ゴリゴリに力強くセクシーに歌って踊る楽曲。

この曲は「これだけのすごいことをやった」という実績が、クオリティの高さに直結するのではないかと思うんです。

 

だからこそ、経験者しかいないTeam「Move On」はダンスの難易度がさらに上がったのではないかな、とも思っています。

それがなかったら「そりゃみんなできる人たちなんだからMove Onはかっこよくなるに決まっているよ!」という感情が生まれていたかもしれません。

Team「Move On」は元々の実力以上のハイレベルな課題が課されたことでTeam「Be Free」と同じくらい「考えどころ」が生まれてこちらもしっかりドラマになったんだろうな、なんて思いました。

 

だから正直、初見で比べるとわかりやすくクオリティの高い「Move On」にうおおお!となりました。

だって本当にデビュー前とは思えないことしていますよね…。

でも「Be Free」も聴けば聴くほど、観れば観るほどいろんな感情が湧いてきたんです。

だからリリースされた楽曲はどちらもずっと聴いてるし、パフォーマンス動画もどちらも飽きずにずっとループ再生しているんですよね…。

もうどちらも同じくらいよくないですか!?

 

えっと…これ、どうやって審査するのでしょうか……。

余計なお世話ですが、結果発表のたびにSKY-HIさんのメンタルが心配になります。

 

いよいよもうすぐ疑似プロ審査の結果発表。

もう一生この2チームで戦ってくれ!と願ってやまないですが、引き続き最高の歌って踊るボーイズグループへの道を見守っていきたいと思います。

 

そもそも曲を作ったのは歌って踊る人たちのファンの方ならきっと見覚えのある有名な方ばかり。

さらに振付はs**t kingzのというお二人。

♯14で審査の前に「自信とか達成感が揺らぐ時が来るかもしれない。でも、少なくともここに残っただけでもすごいんだから」とSKY-HIさんも言ってたけど、この審査まで進めたことでこんなに素晴らしい方々が集結した楽曲に出会えたわけですから、この2曲のどちらかをできること自体とても誇らしいこと。

結果はどうであれ、この審査にいたことが本当に人生の財産になりますよね。

ちゃんとそういう到達点まで考えられてるんだろうな、というのがこのオーディションのすごいなぁと思って見ていました。

 

 

では、また今度!